新型コロナウイルスの抗体検査受けました その②
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先日2回目のワクチン接種から約3か月後の抗体検査を行いました。毎度ですが自然感染したか調べる抗体(CoV Total抗体)も一緒に調べました。結果はこちらです。
結果の見方については7/27のブログに記載しています。
2回目のワクチン接種から2か月後の抗体検査では832U/mlでしたので微減といったところでしょうか。接種してから3カ月経過しても抗体があることに安堵いたしました。
ただ、データとして残念なのは自分のワクチン接種から1か月後の検査をしなかったことです。スタッフや患者様のデータを見る限りワクチン接種後1か月目のデータが一番高そうなので少しばかり後悔しております。現状は数値の高い低いにはあまり関係が無いようなので皆様も振り回されないようお気を付けください。
一方CoV Total抗体は相変わらず陰性であり、8月末に全スタッフのCoV Total抗体を測定しましたが陰性でした。8月にPCR検査で多くの方が陽性になった中感染していなかったことはクリニック内の感染対策が十分に行われていたということが証明されました。
ワクチンですが受けたくても受けられない方、またリスクを懸念して受けられない方様々おられてクリニックでも相談を受けることが増えております。医療従事者の立場としては現状重症化を防ぐ一番の対応策であることは間違いありません。先日大阪で救急をやっている同期とオンラインで話す機会がありました。重症者はひっきりなしに来ますし2,30代の方も多いとのことでした。ただ重症化する人の多く、というかほとんどは①肥満、②基礎疾患ありとのことでした。また基礎疾患が無いとの触れ込みで重症化している方も検査で糖尿病などの重症化する因子が見つかるとのことでした。あとワクチン打っていれば重症化しづらいこと、人工呼吸器の離脱が早いなど多くのメリットがあることを教えてもらいました。
ワクチンを打っていても感染対策を継続することには変わりありません。適切な感染対策(例:人前ではマスク着用する、マスクから鼻を出さない、マスクをしていない状態で会話しない、適宜手指衛生するなど)を行っていれば変異株とてそう簡単には感染しないと考えます。
感染者数は減ってきてはいますが自分を守るだけではなく相手も守るため適切な感染対策を続けていきましょう。