インフルエンザの検査始めました
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9月に入り新型コロナウイルス感染者の数が明らかに減ってきました。陽性率は8月15日が24.0%をピークに15%まで低下しています。まだ高いですが確実に減っているのは間違いありません。
当院での8月の陽性者と検査数の推移ですが
週 陽性者/検査数
8月1週 6/12
8月2週 6/10
8月4週 1/9
8月5週 1/5
となっていますし電話での問い合わせも減っていますのでこのまま減少して欲しいところですが、今週から文京区では多くの小中学校、幼稚園などで2学期が開始となっており、感染者の推移に関しては慎重に見ていく必要がありそうです。
さて、当院では本日より新型コロナウイルスのPCR検査と同時にインフルエンザのPCR検査も行うことといたしました。
昨年は最初にインフルエンザの抗原検査を行い、陰性の方にPCR検査を行っていましたがその方法では2回検査を行うこととなり患者への負担の問題や抗原検査の時に鼻の奥へ綿棒を入れることによる飛沫のリスクがありました。PCRの際に同時に検査ができれば検査回数を減らすことと、鼻の奥に綿棒を入れる必要が無くなる(当院のPCRは鼻の入口をこすった検体を提出しています)ため感染リスクの軽減ができます。
何より今年果たしてインフルエンザが流行するのか分からないため今の時期から発熱外来で検査を行うことによって流行のタイミングをいち早く察知できることも利点です。幸い南半球では今年もインフルエンザは流行していないようですが今年に夏にRSウイルスが大流行しており、インフルエンザも同様に流行しないとは限りません。
今後も発熱外来の状況は報告してまいります。不安定な気候が続いておりますので皆様もお体には気を付けてお過ごしください。