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鼻のアレルギーを調べよう

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喉の風邪をよくひきます、喉が乾きます、喉がイガイガします、咳が止まりませんなどの症状ですが多くの場合鼻炎が原因で起こっています。

 

鼻炎はアレルギーの他、感染や外的刺激、乾燥など様々が原因で起こります。アレルギー性の場合はスギやヒノキなどの花粉が原因で起こる季節性アレルギー性鼻炎とダニやハウスダストなどが原因の通年性アレルギー性鼻炎に分けられます。

 

日本におけるアレルギー性鼻炎の有病率ですが鼻アレルギー診療イドライン2020では49.2%、約2人に1人が持っているということでした。スギ花粉が38.8%、通年性アレルギー性鼻炎が24.5%でした。

 

 

年齢別に見ると10代が最も多くスギ花粉が49.5%、通年性アレルギー性鼻炎が38.5%と最多です。

 

 

ちなみに東京都の場合アレルギー性鼻炎の有病率は54.3%なので非常に多いのですが実際鼻が悪いと自覚している人はどのくらいいるのでしょうか?

 

最初に書いた症状で鼻炎が原因であるとわからず、耳鼻科に行かないことが結構あるのではないでしょうか。さらに、アレルギー性鼻炎を持っている人の多くは小さいころから鼻が悪いため鼻づまりや鼻水が出ることに慣れてしまっている可能性があります。

 

幼稚園や小学校では毎年耳鼻科健診を行っていますが見過ごされて大きくなってから気づかれることもあります。

 

鼻炎があると生活の質に大きな影響を来たします。例えば日中に症状があると勉強や仕事に集中できなかったり、運動のパフォーマンスが落ちたりします。鼻水が喉の回ると痰が絡んだ感覚や咳が出ることがあります。また寝るときに鼻がつまり睡眠の質が下がったり、口呼吸になり口が乾くことで虫歯の原因になったり風邪をひきやすくなります。

 

大人でも子供でもいかに早くアレルギー性鼻炎を見つけてあげられるかが大事だと思っています。

 

当院では小学校低学年までのお子様には指先から血液を採取して行うイムノキャップといいうアレルギー検査を行っています。ダニやスギ、犬猫など計8種類のアレルギーがわかります。また血管から血液が採取できる場合はIgEや好酸球数などアレルギーの体質の程度やアレルギー性鼻炎以外の原因があるかどうか調べます。検査を行ってダニやスギのアレルギーがあった場合は舌下免疫療法による治療ができます。

 

どなたでも鼻炎の可能性がありますので是非一度ご相談下さい。

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