新型コロナ再流行の気配とコロナ抗体検査の勧め
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暑い日々が続いており、体調を崩す方が増えているようです。本日梅雨明け宣言があり2か月以上もこの暑さが続くのと思うとゾッとします。
さて、先週あたりからクリニックでもゾッとするような思いに駆られております。東京都ではにわかにコロナの陽性率が上昇しております。
都内の陽性率は前回コラム後より明らかに上昇に転じています。ただ検査数が少ないので再流行しているとはいいがたいのですが当院のデータからは再流行の気配を感じます。
6月に入ってから当院の検査数/陽性者/陽性率は
6月1週 4/2/50%
6月2週 6/0/0%
6月3週 2/2/100%
6月4週 5/5/100%
検査数は一番少なかった5月よりさらに少なくなっておりますがここ2週間は検査した人全員が陽性でした。数は少ないですが一つ気になることがあります。
ここ2週間の陽性者のワクチン接種回数ですが
未接種 2人
3回目 5人
と3回目の接種をしているにも関わらず陽性になっています。陽性になっている人のワクチン接種に関してですが
5人中4人は3回目接種後3カ月以上経過しており、1人は接種後1か月以内でした。
人数が少ないため確実なことは言えませんが前回ブログに出したスタッフの抗体価の推移を加味すると3回目接種後一定期間間が空くと抗体が下がり感染する確率が上がる可能性が考えられます。
高い抗体価を維持するためには定期的なワクチン接種を行うのが良いのかもしれませんがワクチン接種の副反応のリスクと感染者の症状の程度を天秤にかけると必ずしもリスクのある方以外に4回目のワクチン接種を勧める必要は無いように思われます。今後政府がどのような判断を下していくか注視してまいります。
ワクチン接種の効果に関して一つ案を挙げさせてもらうとすると抗体検査だと思います。院長がワクチン接種後半年経った抗体価を調べてみたところ
と下がってきておりますが今だに20000近くありました。当院スタッフの3回目接種1か月後の平均値が21910でしたので抗体はまだ十分に残っていると判断致します。3回目の上がり方を見るとおそらく10000以上あればよさそうな感じです。
夏休みは遠出する方が多いと思いますがワクチン接種の効果を見てから行くのも一考かと思います。当院では自費検査で1回6000円(税込)で行っております。またワクチン接種の効果以外に以前コロナにかかったかを調べるN抗体の検査やその両方の検査も行うことができます。両方検査すると10000円(税込)になります。
もちろん検査の義務のなく、値が低くても4回目のワクチン接種ができるわけではないのですが少しでも安心を得るために有益な検査だと考えておりますのでご興味のある方は是非当院へご相談下さい。
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