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コロナ感染による抗体価の変化

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新型コロナウイルスの感染状況は落ち着きを見せてきました。

昨年同様8月をピークに陽性率、感染者数ともに下がってきております。

当院の8月後半からの検査数、陽性者数、陽性率は以下の通りです

検査数/陽性者数/陽性率

8月4週      13/9/69%

8月5週・9月1週 14/11/78%

9月2週     12/10/83%

9月3週     10/8/80%

9月4週     4/1/25%

9月5週     9/5/56%

2週間前までは陽性率は80%前後を推移していましたが先週あたりから陰性になるケースが増えているようです。月平均としては陽性率は約70%であり発熱した場合は第一にコロナ感染を疑って対応することに関してはしばらくは変わらなそうです。

 

さて、当院のスタッフにも8月以降感染者が出ておりますが幸い同時期に感染した方が居なかったお陰で何とかクリニックを休まず続けられました。

スタッフはいずれもワクチンを3回以上接種しておりました。感染前と感染後のS抗体の変化ですが

ワクチン3or4回目接種1か月後(U/mL)   感染1か月後(U/mL)

29400                          44000

38000                         72500

14900                          23900

11200                           57600

 

といずれの方も抗体価がワクチン接種1か月前に比べ1.5~5.1倍と大きく上昇しております。ワクチン未接種の方のデータが分からないので何とも言えませんがワクチン接種をしっかり行った上で感染すれば予防的効果は高くなる可能性は考えられます。もちろん抗体価はずっと高いままではないでしょうから定期的な接種を行うことで感染リスクは抑えられるかもしれません。いずれにせよ現時点ではワクチン接種が有効な対策であることには変わりはなさそうです。

 

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