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コロナ+インフルエンザのダブル流行!!

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新型コロナウイルス感染症が5類感染症になってから早4カ月。

夏以降でじわじわと感染者が増えてます。

5月以降の当院での検査数、陽性者数、陽性率ですが

5月 10人/5人/50%

6月 17人/7人/41%

7月 30人/15人/50%

8月 46人/33人/71%

9月 16人/10人/63% (9月15日時点の集計数)

と夏以降にいずれの数値も上昇しております。

さらに9月に入ってからインフルエンザの方が増えており9月のPCR陰性者6人のうち4人はインフルエンザA型でした。なおPCR以外で抗原検査を行ってインフルエンザが陽性になった方は3人いました。

ちなみに8月は0人でしたので確実に増えている印象です。ただ、インフルエンザは少数ながら5月以降も1か月に1人くらいのペースでは陽性者が出ておりますので冬から完全に収束しないまま再流行しているような感じでしょうか。

さて、コロナとインフルエンザどちらも発熱と上気道症状が主体であり発熱外来をしている医師としてその違いを見抜く方法を伝授したいと思うのですが見抜き方は・・・・・

 

ぶちゃけないです(笑)

 

問診や所見を見る限りでは全く区別がつきません。幼稚園、保育園、小中学校の流行状況や家族や周囲で接触された方の感染者の有無で絞るくらいしかできてません。

当院では未就学児の子供は中耳炎や副鼻腔炎など上気道疾患の有無を確認の後インフルエンザや溶連菌の迅速検査を行います。小学生以上の子供は問診の内容とインフルエンザの流行状況に応じてインフルエンザの抗原検査やPCR検査を行います。中学生以上の方に関してはPCRを行う場合が多いです。

発熱した方へのクリニックとしてのアドバイスは発熱してすぐ受診しても抗原検査、PCR検査はともに陰性になる可能性が高いため少なくとも半日以上は様子をみるのが良いでしょう。その間は手持ちの鎮痛解熱薬飲んで様子を見ましょう。熱がまる2日間38℃を超える場合は高確率でコロナかインフルエンザになります。逆に解熱剤を使わなくとも1日で平熱になってしまう場合は可能性が下がります。

当院での検査件数を見る限りはコロナは少しピークを越えた感があり、インフルエンザは増えていきそうな印象です。

相変わらず上気道の感染症に対する治療薬が不足している状況は続いていますので、うがいや手洗いなど従来の感染対策はしっかり行い、疾患に合わせて適切な対応を続けていくことが大事だと思います。

 

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