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新型コロナウイルスのあれこれ 当院のデータと今後の見通しについての私見

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東京都では10月13日に新型コロナウイルスの陽性率が1%を下回りました。約1か月経過しましたが現在は0.3%と非常に低い数値まで下がっております。

当院では先月のPCR検査数はなんと6件と今年に入って最小の検査数でした。陽性者も0でした。ちなみ当院における10月までのPCRの検査数、陽性者数、陽性率のグラフは以下のようになりました。

当院では発熱か上気道症状を伴わない嗅覚障害を対象に検査を行っております。それでも感染が一番多かった8月でも陽性率40%だったことを考えると検査の適応基準は難しいなと思います。

 

緊急事態宣言も解除され、人出も多くなってきております。都内でもマスクを外している人が増えてきたような印象がありますが感染者数は低い水準のままです。その理由についてはやはりワクチン接種は関係あるように思われます。

都内では2回目を接種した方の割合は72.2%とのことです。70%を超えているのは凄いことだなと思うのですがこれは都の人口の割合です。その中にはワクチン接種が認められていない12歳未満も含まれております。

 

グラフを見ていただくとわかりますがワクチン接種が可能な12歳以上だと約8割の方が接種しているということです。思っていた以上にワクチン接種は進んでいるなと実感いたしました。ちなみにNHKのデータだと

80%の接種率は12歳以上に限れば世界的にみても高水準であることがわかります。感染対策の継続とワクチン接種により感染者が減っているのは間違いないと思います。

 

さて今後は3回目のワクチン接種と11歳以下の子供での接種が感染拡大の防止策となりそうです。ワクチン接種により感染率や重症化のリスクを低下させ、軽症者を速やかに抗体カクテル療法を行う、中等症以上は入院にて治療を行う流れがある程度確立されており、今夏のような状況に陥る可能性は低いと思われます。ただ懸念されることとしては抗体カクテル療法を行う医療機関に紹介することができないため感染者数の増加によって保健所の負担が増えてしまうことで感染者への対応が迅速に行えない可能性があることです。

11歳以下のワクチン接種に関しては必要かどうか判断に迷うところではあります。文京区では2学期が始まってから確認しうる限りでは小学生以下で感染者が確認されてはいないようです。現状ではワクチン接種せずとも大丈夫なように思われるかもしれません。しかしここ2週間の間に滋賀県の飲食店や大阪府の児童施設でクラスターが発生しているため長期的に感染を制御するためにも行っていくことが良いと思われます。

11月に入り当院でのPCRの件数は7件と先月より増えております。陽性者は出ておりませんが体調の悪い方は増えている印象です。引き続き感染対策は続けていきましょう!!

 

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