オミクロン株の流行の兆しも重症化のリスクは低そう
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今年ももう終わりにさしかかっておりますがオミクロン株は流行の兆しが見えております。
11月11日に陽性率が0.3%に下がってからずっと変わりなく12月7日の時点で0.2%でした。しかし12月18日に0.5%になり緩やかですが上昇してきております。原因はオミクロン株の流行であることは疑いようが無く、年末年始にかけて指数関数的に増加していく可能性は高いのではないでしょうか。
ただし、重症化のリスクに関しては従来の変異株に比べ低いというデータがちらほら出ております。例えば
英スコットランド:オミクロン株の感染力は従来の変異株の10倍の強さだが入院に至るリスクは7割近く低い
英イングランド:オミクロン株感染者が受診する確率は15-20%低く、一晩入院しなければならなくなる可能性も40-45%低い
南アフリカ:オミクロン株の感染者はその他の変異株などに感染した人と比べ入院に至る可能性は80%低い
感染者が7-8月よりはるかに多くなるようであれば当然ながら重症者も増えてしまう可能性はあるのですがワクチン接種と抗体カクテル療法の併用である程度対応はできると思われ、重症者のベッドが回らなくなるような事態に陥る可能性は低いと思います。行動制限は極端なものは不要だと思いますがマスク着用や手指衛生は変わらず行っていく必要はありそうです。
3回目のワクチン接種も始まりました。私も年末に接種を予定しておりますので抗体値の変化や副反応などの状況は年明けに報告したいと思います。